2013年06月10日
呉須シルクロード

70C/7111
大倉陶園 カップは様々な種類がありますが
正倉院の宝物をモチーフにしたデザインが多いのも特徴のひとつかと思われます。
呉須シルクロードのカップソーサーも
正倉院の宝物にある図柄を参考に描かれてます。
呉須シルクロードは
1989年の大倉陶園のカタログに載ってますので
かれこれ24年、経つ大倉陶園のカップソーサーです。

麒麟(きりん)と花喰鳥(はなくいとり)が描かれてます。
鳥獣草花図。
大倉陶園のカップは基本、息の長い商品が多いので
この呉須シルクロードもロングセラーのカップです。
呉須(ゴス)とは
大倉陶園の装飾技法のひとつで
日本の伝統的な磁器の呉須、
染付とまったく同じ技法です。
吸水性のある素焼素地面に水溶きのコバルト質絵具で描き
うわぐすりを掛けてから本焼窯で焼成するが
その温度が高いために絵具は素地にしみこみ、渋みのある冴えた色になる。
大倉陶園のブルーローズが岡染と呼ばれる技法で
はっきりとした藍色ですが
呉須はばやけたような落ち着いたブルーです。
皆様もこの呉須シルクロードのカップで古代ロマンに夢を馳せてみませんか??
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